戦作権とは

戦作権とは、有事の際に軍部隊の作戦を指揮する権限であり、現在韓国の戦作権は米韓連合司令部が保有している。米韓連合司令部は司令官がアメリカ、副司令官が韓国という構成になっており、韓国軍の司令権限は実質的にアメリカが握っている。


韓国は戦作権返還後に米韓連合司令部を解体し、新たに戦争指揮機構として未来連合司令部を発足するとしている。未来連合司令部では、韓国軍の大将が司令官、米軍の将軍が副司令官を務めるという構成で、「米軍は韓国軍の配下に置かれ、韓国人司令官の指示に従って活動しろ」という要求であるが、米国がこの要求をのむとは思えない。

戦作権が返還されれば米軍は撤退出来る

1994年の金泳三政権下で平時の作戦統制権は返還。

2006年盧武鉉大統領が訪米時に戦作権の返還を求め、12年に返還すると合意した。

李明博大統領は「返還されても運用できる能力がない」として、アメリカに延期を請願、受け入れたアメリカは15年末までの延期を認めた。

その後、朴槿恵大統領もさらなる返還延期を求め、戦作権の返還は「20年代中盤」に再延期された。

しかし、文在寅大統領は、大統領選挙中から「戦作権の早期返還」をうたい続けている。


韓国は戦作権の返還にともなって米韓連合司令部が廃止された後に、韓国主導の未来連合司

令部をつくるとしている。


韓国としては、在韓米軍を含めて、これまで通りの条件で米軍を指揮下に置きたいが、米軍が韓国軍の指揮下に置かれることはなく、戦作権が返還されれば、米国は陸上部隊を撤退させ、在韓米軍撤退する。

現在米韓合同演習をやっているのは、この戦作権返還の為のテストをおこなっているにすぎず、テストでOKが出れば戦作権返還される。

第三回米朝会談が板門店でおこなわれた理由。

2019年2019年2月27日及び2月28日トランプ大統領と金正恩とで第2回米朝首脳会談がベトナム・ハノイでおこなわれたが、以前にもベトナム・ハノイ会談はおこなわれている。


2002年6月、韓国の女子中学生2人が米軍の装甲車にひかれて死亡したこと※1で、反米世論が盛り上がり、02年12月に大統領選に当選した盧武鉉大統領が、2006年11月18日にベトナム・ハノイにおいてブッシュ大統領と韓米首脳会談をおこなっている。この時に「北朝鮮が核兵器と核に対する野望を放棄した場合は、安保協力とこれに応じた誘引策を提供する」と述べたことで、米ホワイトハウスは、1950年に勃発し、1953年に停戦し、正式な平和協定が締結されないまま、事実上終結している、朝鮮戦争の正式終了宣言をするとした。

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金正恩や文在寅がベトナム・ハノイの米朝会談で最も期待していたこととは、前回のベトナム・ハノイ会談でブッシュ大統領が言ったように「朝鮮戦争の終戦宣言」がトランプ大統領からも宣言されるのでは?ということであった。

金正恩が終戦宣言を言わなくなったのは。

なぜ「終戦宣言」にこだわっていたかというと、終戦宣言 = 国連軍(在韓米軍)が駐留する意味がなくなり、国連軍の撤退、すなわち在韓米軍の撤退になるからです。


ところで最近、金正恩は米国に終戦宣言を迫っていないの何故でしょうか?


朝鮮戦争の終戦宣言には、休戦協定にサインした国が合意しなければいけませんが、

北朝鮮とロシア、中国、米国です。韓国は実際には戦ってもいないのに、李承晩がサインをするのを嫌がり、休戦協定には参加していないので全く関係ありません。


終戦宣言はすでにおこなわれている。


2019年4月25日

金正恩朝鮮労働党委員長とプーチン大統領は、初の首脳会談を行い、その後の記者会見で6カ国協議に言及した。


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2019年6月21日

国賓として中国の習近平国家主席が北朝鮮を訪れた。習氏の訪朝は北朝鮮と中国の「揺るぎなく不変な」友好関係を世界に示す「重要な機会」だと述べた。冷戦時代は緊密な同盟関係にあった中国と北朝鮮だが、北朝鮮の核開発をめぐって中国が国連の制裁を支持するなど両国の関係は冷え込んでいたため、中国国家主席の訪朝は14年ぶり。


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2019年6月30日午後3時45分、トランプ大統領が板門店にある軍事境界線を乗り越えた。

「敵国であった」アメリカの現役大統領が、軍事境界線を越えて、北朝鮮の土の上に「一歩」を踏み入れることで実質上の「終戦宣言」を表明した。

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金正恩が欲しがっている「終戦宣言」を第三回米朝会談で手に入れた。

それがないと、これまで「打倒アメリカ帝国主義!」として軍事訓練してきた兵士たちが納得しない。経済制裁緩和もない中で終戦宣言がなければ軍や国民を説得するには限界があり、ハノイ会談が物別れに終わった金正恩にとっては渡りに船だったに違いない。


ロシアに行きプーチン大統領に了解をもらい、習近平が訪朝することで終戦宣言を許し、トランプ大統領が軍事境界線を越えて、敵陣に入ることで、終戦宣言がおこなわれたとみなされ、在韓米軍が駐留している意味はなくなったのです。

すでに撤退ははじまっている。

在韓米国人のより実践的な避難訓練も始まり、パスポート戦作権返還を所持して指定の避難所に集合し、実際に日本への退避を経験している。

おまけに、キャンプハンフリーズの中の店が撤退して嘉手納 横田に従業員戻してる。

キャンプハンフリーズは在外米軍でもっとも家族用住宅のない基地だから家族の大幅な帰国や日本へ移動をしてるから、スゴイ勢いで米軍が韓国から離れている。

空軍の烏山は既に家族を順次嘉手納 横田 三沢にいどうして米空軍はF16を6機残して本国へ返したし、アパッチは全機帰国している。


韓国政府は現政権の任期最後の年である2022年戦作権転換を終えるという計画で、米軍が他国の指揮下に入ることは無く、国外の軍人が指揮を執る場合、規模に規制がかかる法律があるので、2022年には完全撤退となる。


米軍が撤退すれば、ベトナムが南北統一したのと同じように、武力による統一になることは間違いない。



※1韓国の女子中学生2人が米軍の装甲車にひかれて死亡したこと

死亡した女子中学生とは慰安婦像のモデルになった少女です。
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この夫婦がこの少女像の作者。

韓国少女慰安婦像に隠された驚愕の事実